ピンポンマム

ピンポンマム

前回、中秋の名月のことを書きましたが、ちょうどその日にお客様にお花をいただきました。

黄色くてまん丸で可愛らしい菊、紺色のエゾリンドウ、そしてススキの3本なのですが、青い夜空にお月様が浮かんでいるようなイメージなのかもしれませんね。

このまん丸の菊は初めて見たのですが、調べてみたら「ピンポンマム」というお花だそうです。
マムは菊のことで、ピンポン球に似ているので名付けられたとか。
原産国はオランダで、黄色だけではなく、白やピンク、オレンジなどのいろんな色があって、ブーケやアレンジメントなどにもよく使われるそうです。

見た目が可愛らしいのはもちろんですが、素敵な花言葉を持つため、ウエディングなどお祝いの席にぴったりな花のようです。

そんなピンポンマムの花言葉ですが、「高貴」「君を愛す」「真実」などがあります。
素敵ですね(^-^)

ピンポンマムの横にあるのはエゾリンドウです。
リンドウは「竜胆」と書きますが、根が古くから中国で漢方薬として使われていて、苦くて有名な熊の胆(くまのい)よりもさらに苦く、まるで竜の胆ようだということから名付けられたとか。そして竜胆(りゅうたん)の読みが訛ってリンドウとなったそうです。

エゾリンドウ単体の花言葉はわからないのですが、リンドウは根が漢方薬として用いられ、病気に打ち勝つことから、リンドウの花言葉には「勝利」、そのほかには「正義感」というのもあります。

そして、もう一つのススキ
名前の由来は諸説あるようで、生命力が強くスクスクと伸びる様を「スス」。「キ」は茎や草が萌でる意味の「萌(キ)」から来ているという説があります。
また、ススキの茎は空洞になっており、その中に神様が宿るという言い伝えがあり、魔除けとして使われてきたそうです。

神様が宿り魔除けになるススキを、豊穣を願い収穫に感謝する十五夜に備えるのは、なるほどと思いますね(^-^)

ススキの花言葉は、「活力」「生命力」「なびく心」「憂い」「心が通じる」などたくさんあります。